西暦はイエス・キリストが生まれたとされる年を元年(1年)として、それより以前を紀元前(B.C.【Before Christの略、キリスト前という意味】)、それより後を紀元(A.D.【Anno Dominiの略、主の年においてという意味】)としてあらわす。ちなみにイエスが実際に生まれたのは紀元前2〜4年頃とされている。
紀元前は、年数を逆に数える。つまり、紀元前200年のほうが紀元前2年よりも昔であるという事である。キリストまであと何年かを数えている。
紀元0年は存在しない。
紀元元年(1年)から100年ずつ数えて何番目かというのを“XX世紀”と表す。例えば紀元18世紀は、1701年から1800年までである。
“XX00年”が“XX世紀”になる。(XXには同じ数字が入る)紀元の場合は、その世紀の最後の年の上2桁、紀元前の場合は、その世紀の最初の年の上2桁がそのままXX世紀となる。
ちなみに、紀元はA.D.のほかに、あまり使われないが,C.E.【Christian Eraの略、キリスト時代という意味】というのもある。また、紀元前は、B.C.のほかにB.C.E.【Before Christian Eraの略、キリスト時代以前という意味】というのもある。ただし、日本ではほとんど見かけない。当サイトではこれからB.C.やA.D.を使うので、そのつもりで。